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原子力発電所と柏崎
 

社団法人 柏崎青年会議所

認証番号118
〒945-0051
柏崎市東本町1丁目2番16号
モーリエ2 5F

TEL 0257-21-4412
FAX 0257-21-4348

2012年度理事長所信 桑山 巧

 
スローガン           絆 ~Kizuna~

【所信】

はじめに

2012年、社団法人柏崎青年会議所は創立55周年という節目を迎えます。55年という長い歳月、柏崎青年会議所の発展、柏崎刈羽地域の発展に御尽力を頂いた諸先輩方に感謝するとともに、柏崎青年会議所の活動を理解し応援して下さった皆様、私達の活動基盤である柏崎刈羽地域の皆様に心より感謝申し上げます。
 創立55周年という節目を迎え、今日まで諸先輩方が築き上げてきた歴史や伝統、実績があり今日の柏崎青年会議所が存在しております。その歴史や伝統、実績を継承しつつ、これからの時代の流れに合う柏崎青年会議所を築き上げていかなくてはならないと思う。
 また、公益法人制度改革3法が2008年12月1日より施行され、当青年会議所でも2009年度9月通常総会において公益法人格取得推進の決議が採決されました。
 しかし、2009年度より公益法人格取得に向け進んできましたが、2011年度には公益法人制度改革についての勉強会に於いて、改めて非営利型の一般社団法人という選択肢が浮上してきました。
 社団法人柏崎青年会議所は2011年11月30日臨時総会に於いて、公益法人移行推進決議が取り消され、一般社団法人移行手続きを開始することになりました。
 私達は一般社団法人を選択することになりましたが、公益法人か一般社団法人どちらを選択したとしても、柏崎刈羽地域と柏崎青年会議所のより良い未来を思う気持ちは柏崎青年会議所メンバー一同同じ気持ちであります。本年度、柏崎青年会議所は創立55周年という節目の年です。私達は一般社団法人取得に向け新しい一歩を踏み出さなければなりません。

人と人との絆

 2007年7月16日新潟県中越沖地震から5年が経とうとしています。10時13分、「ドーン」という音と激しい揺れ、私は何が起きたのかわかりませんでした。地震だと気が付いたのは数秒後でした。
この地震により私の母親は倒壊した家屋の下敷きになりました。その母を見たとき、私は自分の目を疑いました。そこには無我夢中で倒壊した家屋の瓦礫を撤去している自分がいました。
気が付くと、「がんばれ」と母を助けようと必死な形相で声をかけてくれる人、自分の体が傷だらけになりながら瓦礫を一生懸命に撤去してくれている町内の方々がいました。お陰様で母は無事に救出され、今は震災前と変わらない生活をおくることができています。私はその時の感謝の気持ちと町内の方々の団結力は一生忘れません。そして、私はその時から人と人の結びつき、絆の大切さを実感した気がします。
そして、柏崎刈羽地域の為に全国各地から集まってくださったボランティアの方々、自衛隊の皆様、JC三信条である修練、奉仕、友情の元、復旧、復興に御尽力頂いた全国の青年会議所の皆様には本当に感謝致しております。この震災により私は改めてJCの絆の強さを実感しました。
 2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
 大震災と想像を絶する津波による原子力発電所の事故、その後の風評被害。この東日本大震災により東北地方の方々は、多くの尊い命、家屋や生活、仕事、夢や希望など失ったものは計り知れません。
 しかし、この逃げ出したくなる現実を正面から受け止めなくてはなりません。
 自分に何が出来るのかはわかりませんが、どんなに小さくてもいい自分の出来ることを全力でやっていきたいと思っています。
復旧し復興するまで、何年、何十年とかかるかもしれませんが、人と人との絆を力にして必ず前に進めると信じています。
2012年7月16日で新潟県中越沖地震から5年が経ち、現在では私達は震災前と変わらない生活をおくることができています。新潟県中越沖地震で私達に御支援、御協力そして勇気を与えてくれた方々に「ありがとう」と言う感謝の気持ちを忘れず、また東日本大震災で犠牲になられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、被災された方々にこれからの復旧、復興に向けた熱いエールと、人と人との「絆」という力を届けたいと思います。

原子力発電所

 柏崎青年会議所は1971年原子力発電所建設推進決議を採決し、原子力発電所推進団体としての活動をしてきました。しかし、2011年の東日本大震災による原子力発電所の事故、放射能漏れにより原子力発電所の安全神話がもろくも崩れました。日本国民に恐怖や不安を与えるばかりではなく、そこに住む人々の生活を奪い、日本経済をも揺るがす大惨事になりました。
 私達は原子力発電所推進団体である以上、先輩方が原子力発電所を誘致した意味を改めて考え理解していかなくてはなりません。そして、推進した団体である以上誘致した責任を自覚し、厳しい目で原子力発電所と向かいあっていかなければならないのです。
 また、私は原子力発電所推進団体だからといって原子力エネルギーだけに目を向け、依存してはならないと思います。これからの未来を見据え新エネルギーについても学び、考え、理解していき、私達は後世にエネルギーの必要性を伝えていかなければならないのです。

子ども達の未来

私は学校の勉強だけが教育とは思いません。学校では教えてくれないことを教えるのが親であり、遊びやスポーツを通じてではないかと思います。
私の子ども時代は、学校が終われば仲間達と野球をしたり、釣りをしたり、自転車で遠くに出掛けてみたり。
こうした遊びの中から好奇心や想像力、仲間に対する思いやりの心、そして自分の将来の夢まで見つけだすことができました。
 一本のDVDを見ました。柏崎の子ども達の柔道大会のDVDです。そのDVDには私がこれからの子ども達に伝えたいことすべてが詰っているように感じました。
この柔道のDVDでは、はじめの礼から始まり、礼で終わり、敵として戦ってきた選手と握手をしてお互いを称える。選手たちの勝ちたいという強い気持ち、情熱、目標とする試合までの努力、根性、団体戦ではチームメイトとの絆や友情が生まれ、そして子どもを応援する親と子の絆、親がわが子に託した夢。
学校が終われば家に帰りテレビやマンガ、ゲームに夢中になり一人遊びが得意になる閉鎖的な子ども達がたくさんいます。私は本当にそれで良いのか?と疑問に思います。
私は同じ夢を持った子ども達が集い、切磋琢磨し、仲間を思いやる心、何事にもチャレンジする気持ち、学校やゲーム機では教えてくれないことを教える機会を与えらえるのは私達青年会議所ではないかと思います。
私は遊びやスポーツを通じて精神的、肉体的に強く、豊かな心を養い、将来地域のリーダーとして私達の後を引き継ぐ子ども達を育てていかなければなりません。

家族の絆

青年会議所の活動に時間をかければ必ず会社や家族との時間に影響をもたらします。
2008年、私は委員長として委員会、例会、その他事業で度々家を留守にすることが多くありました。家を出るときに子どもにバイバイと手を振り、子どもも笑顔でバイバイと返事をしてくれていました。後から聞いた話だが寝る前に「パパがいなくて寂しい」と泣いていたらしいです。
 この話を聞いて私は二度と理事を引き受けないと決めていましたが、自分のプライドを捨て切れず理事長を引き受けてしまったバカオヤジです。
 青年会議所は家族との時間を費やしてまで活動するバカオヤジの集団だと思います。
 私はこんなバカオヤジの集団を、温かく見守り、理解し応援してくれている家族に感謝しています。バカオヤジ集団の活動を通じて家族に恩返しがしたいのです。
 
仲間との絆

 青年会議所に入会して、会社や環境はまったく違うが、地域社会に貢献しようと同じ志を持った仲間に出会うことができたことに最高の喜びを感じます。
「明るい豊かな社会」とは?長引く経済不況、相次ぐ自然災害、想像を絶するような事件に事故。これが「明るい豊かな社会」と言えるだろうか?誰もがそう感じているはずです。
こうした社会の中で生き抜くためには、青年会議所のような同じ志を持った仲間が集い、協力し力を合わせることが必要だと思います。
毎年、柏崎青年会議所はぎおん祭りに、地域の活性化と、昔の様な賑わう柏崎を取り戻そうと同じ志を持った市民の方々と柏崎神輿と題して参加しています。
同じ志を持った仲間がひとつの神輿に夢や願いを託し担ぎあげる光景は感動させられます。
2012年の柏崎ぎおん祭りは柏崎青年会議所メンバーのより強い絆と、同じ志を持った仲間との絆をより深めるために、最高の神輿を担ぎあげたいと思います。

柏崎愛

 地球の温暖化による気候変動問題、経済成長による大気汚染問題、生態系問題やゴミ問題と世界は様々な環境問題に直面しています。
 柏崎刈羽地域には、海があり、山があり、川があり、多く豊な自然環境を残しています。
 私達は環境問題を考え、2007年に50周年記念事業の一環でスタートしたECO ACTONかしわざきビーチクリーンデ-で全15ヶ所ある海水浴場の清掃を行っています。
 世界規模の環境問題を考えると、たかがゴミ拾いかもしれないが私達はJC3信条の「奉仕」の心を持って、例え小さなことでも積み重ねることがいつか地球環境の為に、愛する柏崎の為に役に立てることを信じて私達が率先して行動しなければならないと思います。
 また、柏崎刈羽地域には海や山などの豊な自然の恵みがもたらす環境資源があり、世界でもトップクラスの原子力発電所があり、製造業でも日本トップクラスの企業が柏崎刈羽地域には集結しています。
 しかし、近年若者の地元離れの増加、少子化現象で柏崎刈羽地域の人口が減少し、原子力発電の事故や北陸新幹線の開通で柏崎刈羽地域は更に陸の孤島化が進むと思います。
 そして、世界的な景気の低迷により企業の倒産や人員削減など様々な問題により、衰弱しつつある柏崎刈羽地域から抜けきれない可能性も否定できません。
 青年会議所はこのような問題を正面から受け止め、自分たちが生きていく為に、これから将来を担う子ども達の為に、地域の発展や住みよい環境を目指し、私達に何が出来るかを考え、行動しなくてはならないと思いますし、柏崎を愛する気持ちがあれば出来ると思っています。

未来の仲間達へ

 近年、全国各地の青年会議所の会員数が減少し、柏崎青年会議所の会員数も年々減少しているが現状です。
 今後の5年間を見据えたとき、メンバーの大半が卒業し大変深刻な状況にあります。
 会員拡大の為にまず私達の資質向上に努め、青年会議所は地域のリーダーであることを自覚し、青年会議所に誇りを持ち、地域に必要とされる青年会議所にならなくてはいけないと思います。
 私は青年会議所メンバーの青年会議所に対する意識の向上がおのずと会員拡大へと道が開けるのではないかと思っています。

仲間達へ

 私は家族や会社、そして柏崎青年会議所の仲間達に支えられていることを実感し、本当に感謝しています。
 2009年理事長の所信に青年会議所はチームだと書かれています。私もその通りだと思っています。私はチームの一人でも欠けてしまったら2012年は負けてしまう。代打や交代要員なんていない、(1月現在メンバー)が与えられたポジションを責任持って全うする。チームが勝つ為に、誰一人も欠けないように、プレーヤー同士がお互いに支え合い、協力していかなければならないと思います。
 2012年を、勝利するために柏崎青年会議所の仲間が熱い絆で結ばれていなくてはなりません。
 プライドを持つこと。男としてのプライド、会社の代表であることのプライド、柏崎青年会議所のメンバーであることのプライド。私はプライドを持つことによって自分を成長させ、自分を磨きあげることが出来ると思っています。そして、チャレンジ精神を持つこと。怖がらず、逃げず、常にチャレンジ精神を持って一歩前に前進してほしいと思います。何事もチャレンジすることによって、今までに出会うことのなかった自分に出会えると思っています。

(社)柏崎青年会議所メンバー各位、おっとこまえの集団になろうぜ~(笑)

 

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